the 11th iseminar x forum、無事に終了いたしました。
2017年8月26日
加藤 浩晃先生(京都府立医科大学)には、遠隔診療の現状と展望についてお話しいただきました。医師には一見しても理解の難しい厚生労働省の文書の内容、意味するところを噛み砕いてご説明いただきました。リアルタイムで動いている遠隔診療についての現場感のあるご講演でした。
岡本 史樹先生(筑波大学)には人工硝子体についてご講演いただきたきました。ご研究のよもやま話もご紹介いただき、臨場感をもってアカデミア発のシーズ誕生の経緯をお聞かせいただきました。
後藤 聡先生(東京慈恵会医科大学)にはファブリー病のご講演をお願いさせていただきました。眼科医が発見することができ、救うことのできる疾患であることを理解できました。患者さんの数が決して多いわけではありませんが、もし眼科医の一生の中で出会うことがあったら見逃さず、治療を届けたいと思った次第です。
谷戸 正樹先生(松江赤十字病院)には緑内障分野のフロントランナーとして手術に関するご講演をいただきました。ご考案のフックによる眼内トラベクロトミーは緑内障専門医以外も必見と思います。
(文責:奥村直毅・同志社大学)
日時: |
2017 年 8 月 26 日(土)18:00 〜 Googleカレンダーに追加 |
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場所: |
アンティーブ 〒100-6990 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア 2F TEL : 03-6269-9166 ※JR東京駅南口 徒歩5分、JR有楽町駅東口 徒歩5分。 ※地下鉄千代田線二重橋前駅1番出口 徒歩3分。 http://www.antibes-tokyo.jp/marunouchi/access.html |
今回で11回目となりますiseminar x forumのご案内をさせていただきます。 2017年8月26日(土)18:00 から東京都内にて開催予定です。
加藤 浩晃先生(京都府立医科大学)には、遠隔診療の現状と展望についてお話しいただきます。加藤先生は厚生労働省でお仕事をされていたご経験もある異色の眼科医です。これまでにも眼科領域のみならず他の分野でも多くの本を出版されるなど個性あふれる活動を続けておられます。将来的には一気に普及するであろう遠隔診療について、型にはまらない先生からみた考えを披露していただきたいと思います。
岡本 史樹先生(筑波大学)には人工硝子体についてご講演いただきたいと思います。網膜硝子体を専門とする私の友人達から、岡本先生の人工硝子体はまさにイノベーションだと聞きました。網膜硝子体手術の常識を大幅に変えうる、そのようなイノベーティブなご研究の成果を是非お聞きしたいとご講演をお願いさせていただきました。バイオマテリアルの研究は非常に盛んに行われている反面、アカデミア発の研究が臨床応用されたという話はあまり聞いたことがないように思います。是非、先生のご研究と今後の展望についてお聞かせいただきたいと楽しみにしています。
後藤 聡先生(東京慈恵会医科大学)は日本涙道・涙液学会の理事も努められている涙道のスペシャリストです。しかしながら、今回はあえてファブリー病のご講演をお願いさせていただきました。数年前にある学会で先生のファブリー病のお話をお聞きし、全ての眼科医が知っておくべき知識であると実感し、不勉強を恥じた記憶があります。あらためてきちんとお話をお聞きしたいと考えておりましたので今回ご講演をお願いさせていただきました。
谷戸 正樹先生(松江赤十字病院)には緑内障手術についてのご講演をいただきます。谷戸先生は緑内障手術のスペシャリストで、多くの手術をされ、また多くの論文をご発表されている先生です。先日、先生の手術を見学させていただきましたが、素晴らしい技術とお考えにすっかり心酔しました。一気に新しい手術方法が開発され、治療の常識が激変しつつ有る緑内障分野のフロントランナーのお一人である谷戸先生のお話をお聞かせいただけることを楽しみにしております。
今回もまた素晴らしい演者の先生方にご講演いただけることになりました。
是非とも今お話をお聞かせていただきたいという視点で演者の先生方にご講演をお願いさせていただきました。ご参加いただき、活発な交流をさせていただけますと幸いです。
(文責:奥村直毅・同志社大学)
参加費: | 5,000円(懇親会込み) |
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残り席 / 定員: | 満員御礼! /30人 (募集終了) ※参加希望の方はキャンセル待ちをお問い合わせください。 |
18:00 - 18:05 |
Opening remarks木下 茂 先生(京都府立医科大学) |
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18:05 - 18:25 |
遠隔診療の現状と展望加藤 浩晃 先生(京都府立医科大学) |
18:25 - 18:45 |
人工硝子体の開発岡本 史樹 先生(筑波大学) |
18:45 - 19:05 |
眼科医でも貢献できる死の病!? -ファブリー病-後藤 聡 先生(東京慈恵会医科大学) |
19:05 - 19:25 |
レクトミー前の一手,チューブシャント後の一手谷戸 正樹 先生(松江赤十字病院) |
19:25 - 19:30 |
Closing remarks木下 茂 先生(京都府立医科大学) |
懇親会 - 終了 |
2007年 | 浜松医科大学医学部医学科 卒業 |
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2009年 | 京都府立医科大学眼科学教室 前期専攻医 |
2010年 | バプテスト眼科クリニック 医員 |
2015年 | 京都大学 文部科学省助成 医学教育プログラム教官 兼任 |
2016年 | 厚生労働省 医政局研究開発振興課 治験推進室 室長補佐 |
2017年 | 京都府立医科大学眼科学教室 特任助教 |
1994年 | 筑波大学医学類 卒業 |
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1997年 | 茨城県立中央病院眼科 |
1998年 | 土浦協同病院眼科 |
2000年 | 総合守谷第一病院眼科 医長 |
2001年 | 筑波大学臨床医学系眼科 講師 |
2000年 | 東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業 |
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東京慈恵会医科大学青戸病院 研修医 | |
2002年 | 東京慈恵会医科大学大学院 入学 |
2005年 | 東京慈恵会医科大学眼科学講座 助手 |
2006年 | 東京慈恵会医科大学青戸病院 (現、葛飾医療センター) |
2014年 | 東邦大学医療センター大森病院客員 講師 |
2015年 | 東京慈恵会医科大学眼科学講座 講師 |
2016年 | 東京女子医大 非常勤講師 |
順天堂浦安病院 非常勤講師 |
1996年 | 島根医科大学医学部 卒業 |
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島根医科大学医学部眼科 助手 | |
1999年 | 京都大学大学院医学研究科 特別研究学生 |
2003年 | 日本学術振興会特別研究員・京都大学ウイルス研究所 研究員 |
2004年 | 日本学術振興会特別研究員・オクラホマ大学ヘルスサイエンスセンター 眼科研究員 |
2006年 | 島根大学医学部眼科 講師 |
2014年 | 松江赤十字病院眼科 部長 |