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  1. 網膜硝子体・ぶどう膜炎
  2. 症例
  3. iseminar眼底カンファレンス:Case8

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iseminar眼底カンファレンス:Case8

山岸哲哉 (京都府立医科大学)

Posted Jan 2014
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「アイセミナー眼底カンファレンス」では、三宅正裕先生(京都大学)、向井亮先生(群馬大学)、山本亜希子先生(杏林大学)といった新進気鋭の黄斑専門医をコメンテーターに迎え、同世代だからこそ言えるフリーなディスカッションを展開していきます。

■向井 亮 先生(群馬大学 2014.1.29 0:56)大変貴重な症例に感じます。RAPにしては、IA・FAにて血管吻合がなく、また眼底にも明らかな網膜出血がないようです。PCVにしては、IA・OCT共にポリープ病巣がはっきりしないようです。

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2014.1.29 8:27)
蛍光眼底造影で網膜血管同志の吻合(RRA)、網脈絡膜血管吻合(RRA)が明確には同定できない症例です。なおかつ、造影での病巣が色素上皮剥離の周辺側にあることからPCVの可能性も否定はできません(僕の記憶が正しければ、異常血管とPEDの位置関係に関して以前群馬大の森本先生よりご発表がありました)。

しかし、高齢女性、軟性ドルーゼンの集簇、片眼の瘢痕病巣、IA後期でのhot spot、OCTでのCMEなどを総合的に考えますと、RAPがもっとも疑わしいと判断した次第です。
「アイセミナー眼底カンファレンス」では、三宅正裕先生(京都大学)、向井亮先生(群馬大学)、山本亜希子先生(杏林大学)といった新進気鋭の黄斑専門医をコメンテーターに迎え、同世代だからこそ言えるフリーなディスカッションを展開していきます。

■向井 亮 先生(群馬大学 2014.1.29 0:56)大変貴重な症例に感じます。RAPにしては、IA・FAにて血管吻合がなく、また眼底にも明らかな網膜出血がないようです。PCVにしては、IA・OCT共にポリープ病巣がはっきりしないようです。

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2014.1.29 8:27)
蛍光眼底造影で網膜血管同志の吻合(RRA)、網脈絡膜血管吻合(RRA)が明確には同定できない症例です。なおかつ、造影での病巣が色素上皮剥離の周辺側にあることからPCVの可能性も否定はできません(僕の記憶が正しければ、異常血管とPEDの位置関係に関して以前群馬大の森本先生よりご発表がありました)。

しかし、高齢女性、軟性ドルーゼンの集簇、片眼の瘢痕病巣、IA後期でのhot spot、OCTでのCMEなどを総合的に考えますと、RAPがもっとも疑わしいと判断した次第です。