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  1. 網膜硝子体・ぶどう膜炎
  2. 症例
  3. iseminar眼底カンファレンス:Case2

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iseminar眼底カンファレンス:Case2

山岸哲哉 (京都府立医科大学)

Posted Dec 2013
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「アイセミナー眼底カンファレンス」では、三宅正裕先生(京都大学)、向井亮先生(群馬大学)、山本亜希子先生(杏林大学)
といった新進気鋭の黄斑専門医をコメンテーターに迎え、同世代だからこそ言えるフリーなディスカッションを展開していきます。

■三宅 正裕 先生(京都大学 2013.12.19 9:00)
山岸先生がretinaにinferior posterior staphyloma症例の特徴的な脈絡膜厚分布を報告されていますが、最近では、当科の留学生Dr.Ellabbanが、IPS42眼についてIOVSにまとめています。
≫山岸先生 Retina
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22466458
≫Dr.Ellabban IOVS
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23099488
≫Choroidal thickness in inferior staphyloma associated... [Retina. 2012] - PubMed - NCBI
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22466458

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2013.12.19 22:26)
コメントありがとうございます。このような漿液性網膜剥離は「決定打」な治療法がないのですが、やはり経過を見るしかないのでしょうか…。

■向井 亮 先生(群馬大学 2013.12.20 3:45)
当科でも38歳女性、-1程度の近視で、SS-OCTにて垂直断にて同様の所見を持つ症例を経験しています(titedとdome shapedの間のような)。症例2と同様、黄斑にはPEDなのか、新生血管なのかの病巣もありました。(症例2はPEDのようですが)当科での症例では、初診から6ヶ月間SRDに変化がなく、その段階でアバスチンをトライしています。SRDは軽度ひきましたが、有効とはいえない状況です。PED様も消退していない状況です。

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2013.12.20 3:49)
向井先生、コメントありがとうございます。どうもそのお話を伺うにVEGFの関与は乏しいみたいですね。
このような漿液性網膜剥離に関しては先日、女子医大の丸子先生が「高侵達OCTのアドバンテージ」のアイセミナー講演で触れられています(先日公開されています)。脈絡膜が薄いのが病態に関与しているのですが、どうも強膜肥厚による脈絡膜のoutflow低下が原因ではないかと考えていらっしゃいます。
向井先生が御指摘のPED、3DOCTで仔細にみましたが、どこも内部反射はなく、どうも漿液性PEDのようです。
「アイセミナー眼底カンファレンス」では、三宅正裕先生(京都大学)、向井亮先生(群馬大学)、山本亜希子先生(杏林大学)
といった新進気鋭の黄斑専門医をコメンテーターに迎え、同世代だからこそ言えるフリーなディスカッションを展開していきます。

■三宅 正裕 先生(京都大学 2013.12.19 9:00)
山岸先生がretinaにinferior posterior staphyloma症例の特徴的な脈絡膜厚分布を報告されていますが、最近では、当科の留学生Dr.Ellabbanが、IPS42眼についてIOVSにまとめています。
≫山岸先生 Retina
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22466458
≫Dr.Ellabban IOVS
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23099488
≫Choroidal thickness in inferior staphyloma associated... [Retina. 2012] - PubMed - NCBI
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22466458

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2013.12.19 22:26)
コメントありがとうございます。このような漿液性網膜剥離は「決定打」な治療法がないのですが、やはり経過を見るしかないのでしょうか…。

■向井 亮 先生(群馬大学 2013.12.20 3:45)
当科でも38歳女性、-1程度の近視で、SS-OCTにて垂直断にて同様の所見を持つ症例を経験しています(titedとdome shapedの間のような)。症例2と同様、黄斑にはPEDなのか、新生血管なのかの病巣もありました。(症例2はPEDのようですが)当科での症例では、初診から6ヶ月間SRDに変化がなく、その段階でアバスチンをトライしています。SRDは軽度ひきましたが、有効とはいえない状況です。PED様も消退していない状況です。

■山岸 哲哉 先生(京都府立医科大学 2013.12.20 3:49)
向井先生、コメントありがとうございます。どうもそのお話を伺うにVEGFの関与は乏しいみたいですね。
このような漿液性網膜剥離に関しては先日、女子医大の丸子先生が「高侵達OCTのアドバンテージ」のアイセミナー講演で触れられています(先日公開されています)。脈絡膜が薄いのが病態に関与しているのですが、どうも強膜肥厚による脈絡膜のoutflow低下が原因ではないかと考えていらっしゃいます。
向井先生が御指摘のPED、3DOCTで仔細にみましたが、どこも内部反射はなく、どうも漿液性PEDのようです。